宇部興産は化学品の米国新工場建設に向けて最終調整に入った。まずは電気自動車(EV)などに搭載するリチウムイオン2次電池(LiB)向け電解液原料などに使う炭酸ジメチル(DMC)を生産し、2024年上期中の本格稼働を目指す。投資額は100億円規模とみられる。その後数年で欧米での需要が見込めるDMCの誘導品の生産を段階的に拡充、技術拠点も設ける計画だ。同社が強みを持つ独自の合成技術を生かして北米市場に一大拠点を構築し、化学事業のグローバル展開を加速する構えだ。続きはこちら

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