宇部興産は、リチウムイオン2次電池(LiB)セパレーターの増産を検討する。マクセルとの合弁会社宇部マクセルで手がけるセパレーターについて、昨年8月の3割増強に続く生産能力拡大計画を検討中であり、「次期中計の最終年度である2024年度には次の増設計画を打ち出したい」(永田啓一常務執行役員機能品事業部長)。次期増設では総生産能力を現状の年産3億2000万平方メートルから4億平方メートル弱まで拡張する考えで、高出力化に向く乾式膜での市場プレゼンスを保つべく、適切なタイミングでの投資を図る。次期増設は前回同様、堺事業所(大阪府堺市)で実施する方向で検討しており、集中生産による競争力強化につなげていく。続きは本紙で

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