宇部興産の泉原雅人社長は１９日、電話会議方式での経営概況説明会を開催し、改めて化学中心の会社としての成長戦略を描く決意を表明した。２０２２年４月からセメント事業が三菱マテリアルの事業と統合されて別会社となることを受けたもので、社名を「ＵＢＥ」に変更することについても「新たな経営構造のもと、このタイミングでの社名変更がベスト」として、グローバル化および地球環境問題に取り組むという目指すべき方向への思いを込め、化石資源に依存せずに新たな事業構造を作り上げていく考えを語った。また、今年１０月に分社化する合成ゴム事業も含め、スペシャリティ事業の営業利益率を「常に１０％以上を確保できる企業体にもっていく」ことを中長期の収益目標として掲げた。続きは本紙で
