富士フイルムは1日、新型コロナウイルス感染症治療薬の海外展開に向け、印大手製薬のドクター・レディーズ・ラボラトリーズ、医療物資や医薬品を提供するグローバル・レスポンス・エイド(GRA)と提携すると発表した。傘下の富士フイルム富山化学を通じ、新型コロナの治療薬として期待される抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」に関するライセンス契約を締結。ドクター社とGRA社に対し、中国とロシアを除く海外でのアビガンの開発、製造、販売権などを独占的に付与するとともに、2社から契約一時金や販売によるロイヤルティーを受ける。ドクター社は世界的なジェネリック医薬品の開発・製造から販売を手がける会社で、GRA社はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点を置き、医療物資や医薬品などをグローバルに提供している。

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