厚生労働省と川崎市は27日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの集団接種訓練を全国で初めて実施した。実際の接種を想定し、医師、看護師が参加。被接種者役も用意し、一連の流れを実演して所要時間や実施の課題などを確認した。今後は、厚労省を通じて他自治体への情報提供を進めていく計画だ。

 訓練は、標準的な会場を想定し、川崎市立看護短期大学(川崎市幸区)の体育館で行われた。(1)受付(2)予診票記入(3)予診票確認(4)予診待機(5)医師による予診(6)接種待機(7)接種(8)接種済証などの交付(9)経過観察-の9工程を用意。実際に20人程度の被接種者役を本番同様に受診させた。受付から経過観察に到着するまで約13分~26分がかかった。体調面などで接種への不安を訴え、予診が長引くケースがみられた。

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