巴川製紙所は、セルロースマイクロファイバー(CMF)を高配合したポリプロピレン(PP)コンパウンド「グリーンチップCMF」を開発した。56%程度まで配合可能で石油由来樹脂の使用量を削減できるほか、廃棄時は可燃物として扱える材料で、55%配合品の場合、PP単体と比べて引っ張り強度を1・7倍、曲げ弾性率を4・5倍、荷重たわみ温度を1・5倍に高められる。成形性は極めて良好で、成形メーカーは既存設備を用いてタクトタイムも変えることなく生産可能。自動車など輸送分野や食品分野、日用雑貨分野をターゲットに市場開拓に乗り出しており、4~5年後に売上高10億円規模の事業に育成する。続きはこちら

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