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 半導体製造工程などで使用される希ガスのクリプトン(Kr)、キセノン(Xe)の需給が慢性的にタイトな状況だ。同分野向けを中心に需要が伸びる一方、供給量が追い付かず、ロシアによるウクライナ侵攻により、世界的な需給のひっ迫に拍車がかかった。日本国内でも生産量に余力がない状況で、7月には大陽日酸が2010年以来の能力増強を発表したが、製鉄向けなど大規模な酸素需要量の確保がこうした設備投資の前提となるため、根本的な需給改善に向けた動向は不透明といえる。続きは本紙で

希ガスも生産している空気分離装置(JFEサンソセンター) 

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