帝人は、複合成形材料事業の成長を加速する。世界的に拡充してきた生産拠点網をフルに生かし、OEM(自動車メーカー)の新型モデルのプログラムへの参画数を増やしている。電気自動車(EV)シフトの流れもあり、OEMによる開発サイクルが速まるなか、開発要求に応えられる力を持つことが評価され、2018年に買収したポルトガルのイナパル・プラスティコは、23年には売上高が買収時の3倍規模に拡大すると見込む。中国拠点も昨年末100%出資会社化し、従来以上に積極的に活用できるようになった。新たに立ち上がる中国第2拠点に続く新拠点も検討しており、早期に決断して中国ビジネスの一層の拡大につなげていく。続きは本紙で

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