透明導電性フィルムの用途拡大に向け、帝人フロンティアが新市場の開拓に力を注いでいる。車載やFA機器のタッチパネル用として堅調な成長を続けるなか、眼鏡型やウォッチ型など新たなウェアラブルデバイス向けの提案も強化中だ。とくに注目するのが、瞬時に老眼鏡の機能に代わる“スマート眼鏡”。一本の眼鏡で老眼鏡の役割を果たすことが可能とあって、帝人が企業理念として掲げる「クオリティ・オブ・ライフの向上」にもつながる。車載用では今後、同フィルムを使わない「インセル型」と呼ばれるディスプレイの採用拡大が見込まれている。新市場の開拓で既存事業の受注減を補う考えだ。続きは本紙で

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