後藤茂之厚生労働大臣は18日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの抗原定性検査キットについて、「来週以降、全体としては需給状況は相当程度改善する見込みだ」と発言した。「今後は1日100万回分以上の生産量を確保できる」との見通しを得たため。新型コロナの抗原定性検査キットをめぐっては、1月半ば過ぎから供給不足が続いており、政府はデンカなどメーカーに対して増産要請を行うなどの取り組みを進めていた。

 ただ、「今後も地域によっては一時的に不足する可能性がある」との認識も示し、「医療機関からの申請があれば、国主導で医薬品卸とつなぎ、緊急的な購入希望に対応する仕組みを構築した」ことも明らかにした。18日から対応を始め、「自治体やメーカーなどと連携し、検査ニーズに応えられるよう全力で取り組む」とした。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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