後藤茂之厚生労働大臣は14日の閣議後会見で、新型コロナワクチンの3回目接種の前倒しについて、「オミクロン株への効果を一定程度見極めたうえで、優先順位を上げる。申請があったモデルナのワクチンを活用し、8カ月を待たずにできるだけ早くに前倒しをしていく方針で進める」と語った。政府は抗体価を維持するための3回目接種に関して、当初原則8カ月の間隔を設けるとしていた。だが、感染力の強さが懸念される新たな変異株「オミクロン株」の出現により方針を転換し、優先度に応じて前倒しするとしている。

 モデルナ製の新型コロナワクチンの追加接種については、きょう15日に行う薬事・食品衛生審議会(薬食審)医薬品第二部会での審議を予定している。

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