【上海=但田洋平】中国のポリエステル大手の恒力集団が積極投資に舵を切っている。陝西省政府とはこのほど楡林市で総投資額1500億元(約2兆4000億円)の石炭化学産業園を設立することに関する戦略連携協定を結んだ。中国屈指の石炭化学クラスター計画を掲げる楡林市において、1200万トンのメタノールを軸に「石炭からテキスタイルまで」の一貫基地を設ける。7大石化基地の一つである恵州大亜湾経済技術開発区(広東省恵州)でも中・下流の誘導品や新材料計画に800億元(1兆2800億円)を投じる構え。両計画の総額は3兆7000億円近くに上る。昨年末にも貴州省と紡績新材料産業園の建設に関する覚書(MOU)を締結するなど矢継ぎ早の投資で他を突き放しにかかる。続きは本紙で

陝西省政府や恒力集団の幹部らが出席した楡林市の石炭化学産業園設立に関する協定締結式

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