戸田工業は、車載用電磁波対策として次世代ミリ波電磁波吸収シートの製品化を急ぐ。従来の24ギガヘルツ帯に加え、最新の77ギガヘルツ帯に対応した同シートの開発にこのほど成功。99%の吸収率に相当するマイナス20デシベルの電波吸収性能を実現した。サンプルワークを進めながら、車載レーダーの電磁波干渉防止用途などでの採用を目指す。また、車体の軽量化ニーズに対応するため、今後は同シートの薄肉化を進める考え。新たな材料としてカーボンナノチューブ(CNT)の適用を視野に入れる。誤作動の防止に向け搭載機器から発生する電磁波対策の重要性が増すなか、軽量化ニーズにも対応することで、自動車の進化を下支えする考えだ。続きは本紙で

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