デンカは新型コロナウイルス感染症の迅速検査キットについて、1年以内に量産体制を整えると発表した。開発中のイムノクロマト法キット以外に、ELISA法や遺伝子診断法のキット開発も検討する。台湾の関連会社プレックスバイオを通じ複数ウイルス同時検出法も製品化を目指す。
イムノクロマト法の検査キットは2~3カ月以内に試作品を完成させ、薬事承認を取得して量産する。6時間程度を要するPCR法と異なり、15分程度で検査が完了する。
より高精度に検査できるELISA法や遺伝子診断法を使ったキット、同時多項目測定技術によるキットも視野に入れる。新型コロナは他の呼吸器感染症との区別がつきにくく、同時測定の有用性が高いという。
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