新型コロナウイルスワクチンの開発で、意図的にウイルスに感染させて効果を検証する「ヒトチャレンジ試験」が、英国で始まる。通常の臨床試験より大幅に少ない症例数で、短期間で有効性データを取得できる。英国政府の支援を受け、年明けにも最大90例を対象にロンドンで開始される。

 ヒトチャレンジ試験に特化したCRO(医薬品開発支援機関)の英オープン・オーファン子会社が、ヒトチャレンジ試験による開発契約を英政府と締結。政府から3360万ポンド(約46億円)の支援を受け、年明けにもロンドンの医療機関で開始する。まずは初期の臨床試験で安全性が確認されているコロナワクチン3種類を使う。ワクチンを接種した後ウイルスに暴露させ、発症する最低限のウイルス量や安全性をを検証する。18~30歳の健康成人約90例を組み入れる。5月には試験が完了する予定。続きは本紙で

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