シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(東京都品川区)は、新型コロナウイルスの抗体を検出する研究用試薬「サーズ・コヴ・トゥ・トータル・アッセイ」を18日から売り出し、受注を開始した。感染状況の正確な把握につながる精度の高い抗体検査の普及が望まれるなか、IgM抗体とIgG抗体の両方を測定することで特異度・感度ともに99%以上を示すという。同製品は欧州などでの販売に必要なCEマークや米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)について5月末の取得を目指している。今後の検査ニーズに柔軟に対応できるようIgG抗体単体の試薬についても導入の準備を進めていく。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

ライフイノベーションの最新記事もっと見る