日本ペイントホールディングス(HD)は、東京大学との共同研究で、日本ペイントHDが展開する抗菌・抗ウイルス製品を集めた「PROTECTON」(プロテクトン)の全5製品の新型コロナへの不活化を確認した。今回の共同研究で日本ペイントのプロテクトン製品が採用している可視光応答型光触媒技術が従来株に加え、変異株(N501Y変異を含むイギリス型)の不活化を実証した。変異株での不活化の確認は国内初とみられる。

 今回、実験で使用したのは「インテリアウォールVK-500」「インテリアペイントプレミアム」「インテリアウォールVK-200」「インテリアウォールVK-200(DIY用)」「バリアックス スプレー」の5製品。実験場所は東京大学のバイオセーフティーキャビネット内で実施された。3時間後の塗膜上での評価結果は従来株、変異株ともに不活化率(比較に対して感染価の減少率)5製品ともに99%以上だった。また、15分後も不活化率は80%前後と速効性も確認できた。

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