日本ゼオンは、合成ゴム事業の基盤強化に乗り出す。4月1日付でゴム事業部とラテックス事業部を統合して新たにエラストマー事業部としてスタートを切っており、双方の人員や設備をより効果的に活用するための体制整備を進めている。需要面でもNBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)ラテックスがゴム手袋向けとして年率10%成長が見込まれ、NBRを水添した水素化ニトリルゴム(HNBR)「Zetpol」も好調が続くことから、供給能力の拡大を視野に入れる。とくにZetpolは国内拠点でのデボトル増強を軸に検討を進める。新規に立ち上げたタイのアクリルゴム(ACM)設備は主要顧客での評価が進んでおり、今期中の商業化を見込む。続きは本紙で

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