日本ゼオンは、スーパーグロース(SG)法単層カーボンナノチューブ(SWCNT)により、市場に革新をもたらすような新たなアプリケーションの開拓を推し進めている。量産技術で圧倒的な存在感を持ち、長尺、比表面積の大きさ、高純度などの特徴的な特性を生かせる用途を社外の協力を得ながら開発している。高価格であることがネックであったSWCNTだが、従来法とは圧倒的な差のある生産性を、さらに10倍以上に高める生産技術にもラボレベルではめどをつけつつあるという。得意とするゴムとの複合技術も生かしつつ、電池や半導体周りから構造材料、健康・医療分野まであらゆる用途への展開が期待される「日本の企業の再興にも資する材料」(同社)としてアプリケーションの創出につなげていく。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る