日本フッ素工業は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)への特殊コーティング事業に乗り出す。要望に応じて非粘着・離型性や耐食性、摺動性、加工面のパーティクル防止などの機能を付与することで、顧客の抱える課題を解決し、生産性の改善や長寿命化につながることを訴求する。高速回転が求められる搬送ロール向けなどをターゲットにする。祖業とするフッ素樹脂コーティングだけでなく、低温焼成で高硬度や高い離型性を付与する独自の「Aμcoat(エーミューコート)」や金属溶射と非フッ素系を組み合わせたタイプなど多様なコーティング技術を保持し、主力の金属向け以外の分野にも展開を広げる。続きは本紙で

タックフリーコーティングを施したCFRPロール。表面粗度(Ra)も要望に応じて制御できる

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