三井物産子会社のバイオCDMO(医薬品原薬開発製造受託企業)、日本マイクロバイオファーマ(東京都中央区、梅田明人社長)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬開発に自社の微生物資源由来化合物を提供したと発表した。

 米ビル&メリンダ・ゲイツ財団が英ウェルカム・トラストや米マスターカードとともに立ち上げたCOVID-19治療推進プロジェクト向け。同プロジェクトの新規医薬品研究活動に国内製薬企業として唯一参画するエーザイと協力。エーザイが米スクリップス研究所と共同で進める治療薬候補探索スクリーニングのために自社保有する微生物資源由来化合物を提供した。

 同社はメルシャン医薬・化学品事業を承継して2011年に設立。三井物産が80%、東レが20%出資している。

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