日本化薬は、農業用殺虫剤の生産基盤を強化する。これまで中国品を輸入していたチオシクラム原体について、昨春から鹿島工場(茨城県神栖市)で生産を開始。内製利用とともに原料ソースの多様化を進め、インドなど他の生産国からの輸入拡大で安定供給体制を堅固にしたい考え。鹿島ではさらに、2022年度に始動する次期中期事業計画の下で製造ラインの再構築などを実施する方針を固めた。アグロ事業の製品以外にも機能化学品の原料生産で有機合成技術の底上げを図り、安全性・生産効率を向上させた生産体制を整備していく。

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