欧州の自動車需要の減速や新型コロナの影響で事業環境が大きく変化するガラス業界。日本板硝子は付加価値化戦略で従来型ビジネスからの脱却を図ろうとしている。森重樹代表執行役社長兼CEOに取り組みを聞いた。

 - 新型コロナを踏まえた業績予想を開示しました。

 「コロナの第2、第3波のリスクがあるのでボラティリティは例年より高いが、ある程度深刻な状況にならないという前提を置くと今回の予想になる。例年と比べ通年で自動車用が2割ぐらい、建築用は1割ぐらい落ちるだろう。いずれも年度末ぐらいまでには、低めだが普通のレベルに戻るのではないか。最終損益の発表を見合わせたのは、ボリュームが減った分の対応として構造調整を行うためだ。日本の会計基準でいうと特別損失あるいは、少し資産売却をしているので特別利益が出るかもしれない」

 - 新たな中期経営計画は練り直し、微調整が必要になりますか。続きは本紙で

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