【大阪】日本触媒は、海水から飲み水などを作り出す正浸透(FO)システムの主要部材である浸透圧発生剤(DS)を事業化する。海水中の水分子がFO膜を通過してDSを含む高浸透圧溶液側に移動した後、溶液に熱を加えて真水を得るが、日本触媒のDSは加熱しても機能が低下せずに繰り返し使用することができる。高圧が不要で環境負荷を低減できるFOシステムは各分野において実用化が期待されている。同社は海水淡水化向けを軸に提案活動に力を入れ、2024年度を最終とする現3カ年中期経営計画の期間中に成果を上げたい考え。続きは本紙で
FOシステムの模式図