日本酸素ホールディングスは27日、濱田敏彦取締役副社長執行役員(社長補佐)が社長・最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を内定した。市原裕史郎社長は取締役会議長に就任する。6月18日開催予定の株主総会と、その後の取締役会で正式決定する。持株会社としての機能・ガバナンスを最大限に発揮できる経営体制の構築などが異動の理由。

 市原社長は、2016年の仏エア・リキードの米国事業買収、18年のプラクスエアの欧州事業買収など、積極的なM&A戦略でグローバル化を推進。同社を世界4強の一角に押し上げるとともに、グローバルガスメジャーとして競争力やガバナンスを高められる運営体制を構築するためホールディングス制を導入した。

 〔濱田 敏彦氏=はまだ・としひこ〕1981年(昭和56年)早稲田大学理工学部卒、日本酸素(現日本酸素ホールディングス)入社。20年6月大陽日酸取締役副社長執行役員(社長補佐)、20年10月日本酸素ホールディングス取締役副社長執行役員(社長補佐)。東京都出身、64歳。

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