日本エイアンドエル(日本A&L)は、環境意識の高まりを追い風に合成ゴムラテックス事業を高収益化する。中国メーカーでデファクトスタンダードとなっているリチウムイオン2次電池(LiB)の負極材用バインダー向けを継続的に増強。生産能力は2022年度に19年度比4倍となる予定だ。電気自動車(EV)の普及で高まる需要に応えるとともに、LiBの高性能化に対応した開発も推進する。そのほか、脱プラスチックで需要増を見込む紙包装用のシール材向けも22年度に実績化のめどをつける。紙加工向けなどの汎用品から、これらの高付加価値品へのシフトを加速させていく。
EV販売、24年に1700万台 IEA予測
5/2