昭和電工マテリアルズの量子ドット(QD)シートが好調だ。2020年度の販売は面積ベースで19年度比30%増に拡大し、21年度はそれ以上の伸び率を見込む。各セットメーカーがモニターやノートPCなど多様なデバイスでQDモデルを投入しており、テレビの大画面化の追い風も吹く。技術面ではノートPC向けに極薄の膜厚60マイクロメートル品を開発。最終評価中で、間もなく量産を始める。一方、競争力が求められるテレビ向けはコストダウンを進めており、外販市場でトップシェアを堅持していく。続きは本紙で

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