東レは、子会社の米ゾルテックを起点に炭素繊維の品揃えを拡充し用途拡大に弾みをつける。ゾルテックのメキシコ工場で生産を始めた、コストと物性のバランスに優れるレギュラートウ(RT)の新品種は、自動車の構造材に最適として売り込みを強化する。同じくメキシコで生産する耐炎繊維は、炎を直接当てても形状を保持する機能が評価され、航空機のブレーキ材や溶接時のスパッタシートなどに採用が増えている。両繊維ともメキシコのコスト競争力の高い専用設備を生かし、東レグループのグローバルネットワークを駆使して拡販につなげる。続きは本紙で

RT新品種や耐炎糸の専用設備を持つゾルテックのメキシコ工場

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