東レは、バイオ医薬品製造工程用の新たな連続精製システムを開発した。中空糸膜と低分子たんぱく質吸着の2つのカラムで構成したシステムで、小規模レベルでは従来のプロテインA担体を用いた方法と抗体を分離精製する同等の性能を達成。製薬企業が導入する初期投資は、分離精製剤を使用する既存の連続システムと比較すると10分の1程度に低減できる見通し。実用化すればバイオ薬製造コストの大幅削減につながる革新的な技術として普及する可能性がある。顧客評価を進めるとともにスケールアップの技術確立を急ぐ。続きは本紙で

開発したバイオ薬用連続精製システム

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