東レは、熱可塑性炭素繊維複合材料(熱可塑CFRP)の拡充に向け開発体制を強化する。燃料電池車(FCV)のスタックフレームに採用されたスタンパブルシートは、さらなる低コスト化を図る考え。今後3年以内には改良品の市場投入を計画し、自動車の構造部品などとしての適用を視野に入れる。UDテープ(一方向炭素繊維強化テープ)ではこのほど発表したハイブリッド射出成形技術の早期実用化を見据えるなど、製造工程の簡略化を実現していく。コストダウンを進めながら、軽量化や省エネに寄与する材料として熱可塑CFRPを前面に打ち出す考えだ。続きは本紙で

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