東京都医師会は、自宅療養中の新型コロナウイルス感染症患者に対してMICIN(マイシン、東京都千代田区)のオンライン診療システムを活用する。保健所や患者のフォローアップセンターが選定した受診者にURLを送付。アクセス後、オンラインの「待合室」で待機し、ビデオ通話による診療を受ける。多くの医師が対応できるシステムを導入することで、効果的な診療につなげる。

 活用するのはマイシンの「クロン タイプC」。複数人による診察が可能なシステムで、シフト制を組めるようになるため、医師の負担が減らせる、シフトが組みやすいなどの利点がある。アプリのインストールが不要なこともメリットだ。

 都内をはじめ新型コロナウイルス感染症の患者が急増するなか、政府は自宅療養者に対してオンライン診療を積極的に用いることでフォローしていく方針を掲げる。品川区医師会ではすでにマイシンのシステムを使った自宅療養者へのフォローを行っている。都医師会の場合、現在、18~21時にオンライン診療を行う計画としている。

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