【シンガポール=中村幸岳】経済活動制限が続く東南アジアで、エチレン需要が堅調に推移している。誘導品である樹脂原料スチレンモノマー(SM)や合繊原料エチレングリコール(EG)の生産が安定的に推移しているためで、シンガポールやタイ、マレーシアのエチレン会社は軒並み分解炉をフル稼働させている。主要誘導品ポリエチレンの需要動向にも左右されるが、原油・ナフサ安の長期化が見込まれ、域内の基礎化学品需要底割れは回避できるとの見方が強まっている。続きは本紙で

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