東洋炭素は、半導体製造用部材のグローバル生産体制を確立する。来期から中国・上海、米国、ドイツ、台湾拠点での設備投資を計画する。上海では、年内に大型加工設備を導入し、今期稼働を開始した高純度処理設備と組み合わせた生産加工体制を2022年度早々に始動する。米国(オレゴン州)、ドイツ(ヘッセン州)、そして21年に実質完全子会社化した台湾(桃園市)にも最新加工機を導入する計画。同社は19年から約130億円をかけて、日本を中心に半導体関連事業の体制強化に取り組む。現時点では今回の投資額は未定としながらも、近藤尚孝会長は「必要ならば前回と同規模を投じる」と意気込む。いずれも来期からスタートする中期経営計画に盛り込む方針だ。続きは本紙で

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