東洋紡は、ポリエステル(PET)フィルムの生産能力増強を検討する。高まるセラミックコンデンサー(セラコン)用離型フィルムの需要に応えることが主な狙い。2023年度後半から24年度をめどに、製造ライン1系列(年産2万トン程度)の増設を想定。設置場所は、19年に帝人から買収した東洋紡フイルムソリューション(TFS)の宇都宮事業所(栃木県宇都宮市)が候補に挙がっている。TFSが得意とし、コストを抑えられるインラインコートに対応した設備とする方針。長期的には、ハイエンド領域にもインラインコートを適用。電装化や電動化により成長する自動車向けセラコンなどでの需要を取り込みたい考えだ。続きは本紙で

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