東洋紡は、超高透明ポリエステル(PET)フィルム「コスモシャイン」で、新型コロナウイルス感染症の流行により高まる医療用フェイスシールドの需要に応える。コスモシャインは微粒子を内部に含ませることなく、表面コートによってスティッキングを防止。厚みが増しても高透明性を確保できる。同コートは多様な樹脂との易接着性能を発揮できる設計となっており、後加工での汎用性も高い。ある程度の厚みで透明度が求められ、基材フィルムに防曇加工やハードコートなどを施す医療用フェイスシールドのニーズに合致する。3月以降、後加工や打ち抜きを担う加工メーカーからの依頼が増加、月数千平方メートル規模だった同用途向けの生産量は10倍の数万平方メートル規模に到達。少なくとも9月までは同規模の生産が続くという。続きはこちら

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