欧州の製薬会社が医薬品のサーキュラーエコノミーを模索し始めている。デンマークのノボ ノルディスクは糖尿病患者が在宅で使うインスリンのペン型注射器を回収してプラスチックごとに選別し、家具などにリサイクルする実証実験を今年、米欧中などに広げ、日本でも検討している。英アストラゼネカ(AZ)は呼吸器疾患治療薬の封入容器の製造過程で発生する端材を副産物として販売する。革新的な新薬の創出だけでなく、資源循環型の事業モデルをどう構築するか。製薬産業も問われている。続きは本紙で

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ノボのインスリンを投与するペン型注射器(上)は椅子や照明器具などに生まれ変わる

アストラゼネカは液薬の注入容器の端材を細断し販売している

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