武田薬品工業は、8月1日付で米モデルナ製の新型コロナワクチン「スパイクバックス筋注」の製造販売承認をモデルナ・ジャパンに承継すると発表した。モデルナの日本法人が立ち上がったためで、今後はモデルナ・ジャパンが輸入、薬事、開発、品質保証、情報提供活動などを一手に引き受ける。これにともない、武田が扱う新型コロナワクチンは米ノババック製1製品のみとなる。

 承継に関する経済的な条件は明らかにしていない。武田はモデルナとの契約の下、同社の新型コロナワクチンを日本で手がける権利を獲得。2020年10月には日本政府を含めた3者が供給契約を交わしており、国内での公的接種にモデルナ製ワクチンは使われてきた。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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