田辺三菱製薬は17日、カナダ子会社メディカゴが開発する新型コロナウイルスワクチンについてカナダで承認申請を行ったと発表した。承認されると世界初の植物由来新型コロナワクチンとなる。日本では来春の申請を目指す。承認申請したワクチンは植物由来のウイルス様粒子(VLP)を使用しており、英グラクソ・スミスクライン(GSK)が提供するアジュバント(免疫増強剤)と併用する。メディカゴは18歳以上の健康成人に対する審査と承認を求めている。

 日本では、第1/2相臨床試験(P1/2)を10月から実施中。カナダで申請に用いたデータに日本の臨床試験結果を加えて、来春にも承認申請する計画。

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