積水化学工業の高機能プラスチックスカンパニーは、2023年度からの次期中期経営計画期間内にも積極投資を続ける。滋賀水口工場(滋賀県甲賀市)での積層セラミックコンデンサー(MLCC)用樹脂の増強や北米のフォーム工場、デバイス材料、放熱材料、中間膜など多様な製品で能力増強の施策を打ち出していく方針だ。詳細は今後詰めるものも多いが、1件あたり10億~20億円規模の案件も複数含まれるとみられる。30年に同社全体として目指す業容倍増の実現に向け、強みをもつ製品群のグローバルシェアアップへと資源を集中投下していく。苦戦してきた航空機向けでは、新たに航空機エンジン回りへの道筋が開けつつあり、24年度の黒字化以降の収益拡大への期待も高まってきた。

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