医薬品原薬メーカーの立山化成(富山県)は抗ウイルス薬「アビガン」の中間体の製造を始めたと発表した。アビガンは富士フイルム富山化学の前進の富山化学工業が創製。承認されているインフルエンザに加え、新型コロナウイルスにも効果が見込めるとして治験が進んでいる。立山化成は約10年前に中間体を供給した実績がある。今回、既存設備を一部改造し、アビガンの増産要請に応える。

 立山化成は九州工場(福岡県)で製造した原料を富山工場(富山県)に送り中間体に仕上げる。5月に製造を始めた。

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