巣ごもりによるテレビ用液晶パネルの需要拡大で、偏光板不足が顕在化している。川下のテレビ需要が高まる一方、川上では引き合いの強い非TAC(トリアセチルセルロース)系の光学補償フィルムの生産が追いついていない。英調査会社オムディアの主席アナリスト、ホ氏は「TACと非TACが争う構図は終わり、今後は両方を使いこなすことが求められる」と指摘する。業界では昨年、トップ3の一角を担う韓LG化学が中国メーカーに偏光板事業を売却した。液晶パネルに続き、偏光板も中国勢が覇権を握ろうとしている。続きは本紙で

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