米デルタトラックは、新型コロナウイルスに対する取り組みとして、新たな非接触赤外線額体温計「15004モデル」を開発、製品化への準備を急ピッチで進める。FDA/CE承認ずみの新たな赤外線額体温計は、接触することなく迅速に測定できるため、新型コロナ感染のリスク予防のソリューションとなる。
 15004モデルの特徴は、①正確な非接触額温度測定②選択可能な摂氏または華氏による額の熱検出③選択可能なボディと表面温度④警報値と警報音を設定④過去32回の測定の記憶⑤自動データ保持と自動電源オフ⑥自動選択範囲-など。
 2次感染防止への最初の対策となるのは、新型コロナの主な症状である発熱の可能性のあるヒトを測定・スクリーニングすること。大規模な職場環境で働くオフィスワーカーなどをスクリーニングすることは、感染拡大のリスク低減する上で重要となる。
 デルタトラックのフレデリック・ウー社長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社の狙いは、世界中で当社がサービス提供している企業に向け、現在の流行病の状況に対処するための意義あるソリューションを提供すること。この新たな非接触赤外線額体温計が日々の予防対策を実行するうえで大きく役立つと確信している。こうした予防対策はこの試練の時にあらゆるコミュニティでの2次感染を最小化し、安全性を最大化するために必須である」と述べている。

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