米ファイザーと独ビオンテックは28日、両社の新型コロナウイルスワクチンを5~11歳にも使えるようにする申請手続きに向けて、臨床試験の初期データを米国食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。数週間以内に正式申請する予定。欧州など他の国・地域でも申請手続きを開始する。

 5~11歳の約2270人を対象に行った臨床試験の初期データをFDAに提出した。同試験では、成人向け用量の3分の1を2回接種したところ、16~25歳に成人用量を接種した場合と同等の中和抗体量が産生された。数週間後にはすべてのデータ提出を終え、緊急使用許可(EUA)を正式申請する。生後6カ月~4歳を対象とする試験結果も近く発表する予定。

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