<フードテック新潮流>

 食品スーパーや飲食店で大豆などを原料にした植物肉(プラントベースフード)の流通が急速な広がりをみせるなか、素材各社が食感の物足りなさや味わいを豊かにする技術革新に力を入れている。世界的な人口増加にともない、肉の消費量は増え続けている一方、環境保護の観点から畜産を拡大するのは困難な状況だ。食に対する健康意識の高まりを追い風に、従来の食肉に代わるたんぱく源としても注目を集める。持続可能な食料調達の新たな手段として成長が確実な植物肉を巡り、早くも需要の争奪戦が始まっている。続きは本紙で

生地が詰まっている印象を受ける無添加品のプラントベースハンバーグ(左)と比べ、独自素材を加えた改良品では食感やにおい、見た目を本物の肉質に近づけた(三井製糖提供)

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