経済産業省は、海外渡航時に求められる陰性証明書の発行機関「海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)」をビジネス以外の目的でも使えるようにした。枠に余裕があることを前提に、一般利用者でも予約に際して必要となるIDを発行することとした。併せて、旅行代理店などが予約を代行することに関してもできるようにしていく。

 21日から留学や観光などビジネス以外の目的での海外渡航者も、同センターを予約・利用できるようにした。ただ、ビジネスを優先する枠組みは維持。状況に応じ、ビジネス以外の利用者の同センターへのオンライン予約を調整・制限することで対応していく。当面、特段の制限を行う予定はないが、具体的な条件や適用開始時期などは同センター運営委員会で決定する。

 新型コロナウイルスの世界的な流行を背景に、各国・地域では出入国に制限をかけている。一方、ビジネスや留学などの出入国に対しては、PCR検査などによる陰性証明の提出によって認める場合もある。こうした需要に応えるため、経産省は今秋、同センターを立ち上げている。

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