群栄化学工業は、半導体製造に欠かせないフォトレジスト向け樹脂を増産する。主力の群馬工場(群馬県高崎市)に10億円規模を投じて重合釜などを増設し、生産能力を30%高める。2023年の稼働を目指す。同社はフォトレジスト用のノボラック型フェノール樹脂事業について、ArF(フッ化アルゴン)やKrF(フッ化クリプトン)、EUV(極紫外線)向けまで含めて展開しており、なかでもg線、i線向けはトップシェアを持つ。近年の旺盛な需要拡大への対応に加え、品質管理の強化や製造工程での環境負荷低減にもつながる設備として導入する。同分野は日本のメーカーの独壇場で、積極投資と次世代プロセスの開発を継続することにより、中長期的な需要拡大、高度化する顧客からの要求に応えていく。続きは本紙で

約10億円を投じ重合釜などを増設する群馬工場

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