後藤茂之厚生労働大臣は21日の閣議後会見で、職域接種の3回目接種に使う新型コロナウイルスワクチンの確保状況について「日本として(供給を早める)交渉をしているが、現状、供給が前倒しできるめどはついていない。世界的に需給は厳しい状況だ。供給が早まれば、それに応じて3回目接種も前倒ししていく」と、現状、見通しが不透明なことを明かした。

 政府は、オミクロン株流行の恐れなどから、ワクチン3回目接種を8カ月間隔から6カ月間隔へ前倒しし、重症化リスクの高い高齢者3100万人について優先的に接種可能にする方針で計画を進めている。一方、職域接種での3回目接種用ワクチンの供給は前倒しが予定されておらず、接種への影響が懸念されている。

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