花王は生物科学分野の基盤研究で製薬会社との協業を模索する。漢方生薬の陳皮に含まれ、軽度のアルツハイマー病患者の認知機能改善について報告のあるノビレチンは、水に溶けやすく高い吸収性を発揮できる製剤を開発。副作用の発症リスクを抑え、更年期障害のホルモン補充療法につながる候補化合物も見いだした。花王はESG(環境・社会・企業統治)経営を推進する一環で、オープンイノベーションの創出に力を入れている。社会が変化のスピードを速めるなか、主力の日用品にとどまらない領域で成長と社会課題の解決に挑む。続きは本紙で

生物科学分野の基盤研究などに取り組む栃木研究所(栃木県市貝町)

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