米中貿易摩擦と中国ファーウェイへの制裁、新型コロナウイルス蔓延と多くの逆風が吹き荒れるなか、エレクトロニクス関連の部材や製造装置業界は強気の事業計画を打ち出している。大手化学は全社を挙げた取り組みを推進中で、三菱ケミカル、三井化学、昭和電工はいずれも売上高1000億円超を視野に入れる。半導体製造装置の国内最大手である東京エレクトロンの河合利樹社長は、「新型コロナのマイナス影響があるが今年度は過去最高の売上高を見込んでいる」と鼻息が荒い。5G(第5世代通信)の普及とともに先端スマートフォンやデータセンターへの投資が増える。世界トップシェア製品を持つ企業にとっては、例えファーウエイ向けが激減しても、5G市場全体が伸びれば高成長が期待できる。目線はポストコロナ市場に移っている。続きはこちら

第2四半期に過去最高の純利益をあげたTSMCの最先端工場(同社提供)

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る