【バンコク=岩崎淳一】AGCは、タイのクロール・アルカリ事業で、グループ一体となった拡大に向けて本格的に動き出した。2017年に傘下に収めたビニタイがラヨン県の工場で電解から塩化ビニル樹脂(PVC)までの増強計画を進めるなか、同県で電解事業を手がけるAGCケミカルズ・タイランド(ACTH)も増強プロジェクトを始動させた。カ性ソーダは域内で伸長する需要を取り込む一方、塩素はビニタイ増強で生じる不足分を補完する。両拠点間は19年末にパイプラインがつながったことで融通が可能となっており、2社共同で次期増強を完成させる。続きは本紙で

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